「自営業は収入が安定しないという理由で結婚相手から除外される」
「個人事業主として成功して収入が高くても婚活では敬遠されてしまう」
「自営業でも婚活を有利に進める方法はないのか」
と悩んでいる自営業の男性も多いことでしょう。
困難の末、開業しやっと事業を軌道に載せ、いよいよ結婚…という段階で「自営業」というだけで女性に敬遠されてしまうのは、何ともやるせない気持ちになるものです。
この記事では、「自営業の男性がなぜ婚活で不利なのか」や「自営業でも婚活で会社員に勝つ方法」、そして、「自営業が結婚するために今やるべきこと」について解説します。
自営業とは？会社員との違いって何？
自営業と会社員のもっとも大きな違いは経済面です。会社員は、毎月固定の給与が受け取れるのに対し、自営業の場合、実際の売上が収入になるため、会社員のように一定にはなりません。老後に支給される年金も会社員は厚生年金ですが、自営業は国民年金となります。
また、勤務形態についても、自営業は会社員に比べて休日が不規則だったり、勤務時間が長かったりと就業規則によってきちんと定められているケースは稀でしょう。
このようなことから、婚活では自営業の男性は女性から敬遠されがちです。
しかし、自営業ならではのメリットもあります。
たとえば、自分が好きなところに出店することで勤務地を選べたり、年に1度の定期昇給を待たずに、短期間で大きく収入を増やすことは会社員にはできません。
このように、自営業だからといってすべて会社員に劣っているということはありません。
自営業の男性が婚活で不利な5つの理由
前項で、自営業と会社員の違いを見てきましたが、ここでは改めて自営業の男性がなぜ婚活で不利なのか。その理由について5つのポイントからみてみましょう。
1．収入が不安定
自営業の男性が婚活で不利な理由の1つ目は、会社員のように収入が安定していないことです。
自営業でも安定した給与をもらえる場合もありますが、多くは収入によって給与が変動するため、安定した収入が見込めません。
結婚すれば毎月決まった生活費がかかるため、収入が安定していないことは大きなマイナス要素になるでしょう。
2．土日に休みが取れない
自営業の男性が婚活で不利な理由の2つ目は、休日が不規則だったり、土日に休みが取れないためです。
業種によって違いますが、会社員は休日は土日と決まっているため、家族でレジャーに出かけたり、旅行の予定を組むことが容易です。
しかし、自営業の場合、休日が不規則のことが多く取引先次第で休みが変動することも多いでしょう。
仕事に振り回されて、休みの計画が立てにくいことも婚活で不利な原因と言えます。
3．事業の将来性に不安
自営業の男性が婚活で不利な理由の3つ目は、事業の将来性に不安があることです。
最近では、大手企業でもリストラや倒産があり、優良企業の会社員だから安泰という時代ではありませんが、会社員の場合一定の安心感があります。
それに比べ、自営業の場合、「いつどうなるかわからない」という不安が常につきまとうのは事実です。
4．老後の年金が不安
自営業の男性が婚活で不利な理由の4つ目は、国民年金のため老後の生活に不安が残ることです。
日本の年金制度は、国民年金を基礎年金として、会社員の場合は厚生年金が上乗せされて支払われます。一方、自営業の場合は、国民年金だけしか支給されずその額は厚生年金に比べ少額です。
5．ローンの審査に通りにくい
自営業の男性が婚活で不利な理由の5つ目は、会社員に比べ住宅ローンなどの審査に通りにくいことです。
結婚すれば家の購入をする人が多く、住宅ローンが組めないことは大きなデメリットになります。
自営業のすべてが審査落ちするわけではありませんが、会社員に比べローン審査に通りにくいことは覚悟しておかなければなりません。
自営業が婚活で会社員に勝てる5つのメリット
では、自営業の男性は会社員と比べてメリットはないのでしょうか。ここでは、自営業が会社員に勝てる5つのメリットについてみていきましょう。
1．高収入が期待できる
自営業が会社員に勝てるメリット1つ目は、なんといっても高年収が期待できることです。
婚活では、プロフィールに年収を記載しますが、事業主の年収はあくまでも経費を引く前の数字になります。
そのため、一般的な会社員に比べて年収ははるかに高く、高年収を求める女性にとって憧れの的といえるでしょう。
収入が不安定とはいっても、そもそも年収が高ければ余剰資金を活用して投資に回したり老後の蓄えにすることができます。
自営業が会社員と差別化するには、まず高収入であることをアピールしましょう。
2．休日の融通がきく
自営業が会社員に勝てるメリット2つ目は、休日や勤務時間の融通がきくことです。
会社員は、雇われの身ですから会社の規定通りの休日を取り、勤務時間を変えることは不可能です。
しかし、自営業は自分の考えひとつで休日や勤務時間を変更することが可能です。
「この日は用事があるので休みにしよう」といったことも出来るため、会社員のように社員規則に縛られなくて済みます。
結婚して、家族旅行や子どもの行事など、家庭の事情で休日を取れるのは会社員にはないメリットです。
3．家事・育児に参加しやすい
自営業が会社員に勝てるメリット3つ目は、在宅勤務の場合、家事や育児に参加しやすいことです。
厚生労働省が実施した「令和元年度雇用均等基本調査」によると、2019年度の男性の育児休業取得率はわずか7.48％と低く、制度はあってもほとんどの男性は育児に参加できていません。
しかし、自営業であれば時間が比較的融通が効くため保育園のお迎えや、家事や炊事に参加しやすいというメリットがあります。
子育てを最優先に考える女性や、家事を分担したい女性には大きなアピールポイントといえるでしょう。
4．定年がない
自営業が会社員に勝てるメリット4つ目は、自営業には定年がないことです。
前の章でも話しましたが、婚活で自営業が不利な原因のひとつに老後の年金の不安があります。
たしかに、老後の生活が不安という気持ちも分かりますが、会社員には定年があります。
一方、自営業は健康である限り働き続けることが可能です。
人生100年時代を生きる上で、定年がない自営業は会社員にはない安心感があるでしょう。
5．税金が少ない
自営業が会社員に勝てるメリット5つ目は、会社員に比べて税金が少ないことです。
サラリーマンは源泉徴収で給与から所得税や住民税、社会保険料などが引かれています。
一方、自営業の場合はさまざまな出費を事業経費に組み入れることで、税額が控除されます。
たとえば、家賃や光熱費なども経費として計上できるため、会社員に比べ節税しやすいのが特徴です。
そのため、税金が安く収入に対して使えるお金（可処分所得）が多いといえるでしょう。
自営業が今からやるべき婚活方法
では、婚活で不利な自営業の男性が、婚活を有利に進めるためにやるべきことはないのでしょうか。ここでは、「自営業が今からやるべき婚活方法」についてみていきます。
仕事に理解のある女性を見つける
自営業の男性が婚活で成功するには、自営業の仕事に理解のある女性を見つけるのがもっとも効率的です。
たとえば、実家が自営業だったり、自分の事業内容に興味がある女性であれば、自営業にそれほど抵抗感はないはずです。
また、看護師や接客業などシフト姓で働く女性も休日や勤務時間が不規則なので、自営業の男性と相性がよいでしょう。
貯蓄や資産形成のプランを作る
現在の自分の貯蓄額や将来にわたる資産形成のプランを気になる相手にアピールすることも婚活を成功させるには非常に重要です。
自営業が婚活で不利な原因は経済的な不安です。そのため、その不安を払拭してあげることで婚活は上手く進むでしょう。
そのためには、自分の貯蓄額や今後のビジネスプランを説明してあげることが重要です。
女性の不安に誠実に答える
自営業の男性が婚活を有利にすすめるためには、女性の不安にひとつずつ誠実に答えてあげることが必要です。
女性が将来を考えるときに、経済的な安定を求めるのはごく自然な感情です。そのため、自営業は将来が不安という先入観を持つことも理解できます。
そのため、自営業の婚活は、女性の不安にひとつずつ誠実に答えていく必要があるのです。
自営業だからといって、将来に不安を持たなくても大丈夫という気持ちをもってもらうことが、自営業の婚活ではもっとも重要です。
副業個人事業主になる
もし、あなたの事業が副業でも可能なら会社員として働きながら、副業で個人事業主として2足のわらじを履くことも可能です。
最近では、社員の副業を認め、社員のスキルを向上させるという動きが加速しています。
このような働き方は国の成長戦略にもなっており、今後ますます普及していくでしょう。
会社員として安定した給与をもらいながら、副業として今の事業を継続することで、自営業だけでは得られない安心感と余裕をアピールできます。
自営業に合う相手の特徴
では、自営業の男性と相性がよい女性はどのような人でしょうか。ここでは、自営業の男性と結婚して上手くいきやすい女性の特徴についてみていきます。
精神的に自立している
自営業の男性と相性の良い女性は、精神的に自立して自分をしっかり持っている人です。
精神的に自立している女性は、会社や組織に頼らずに生きていくことに抵抗がありません。
自営業の妻となっても、一緒に経営を支えてくれるでしょう。
休日は自由に取りたい
休日は、規則通りではなく自由に取りたいという女性も自営業男性と相性がよいでしょう。
自営業は会社員と比べて時間に融通がききやすいため、休みを自由に決めることが可能です。休日は自由に取りたいという女性にとって、願ってもない待遇でしょう。
いつも夫婦一緒にいたい
結婚したら、ずっと2人で一緒にいたいという女性も、自営業の男性にはうってつけです。
最近では、男女共働きが一般的ですが、平日は顔を合わせるのが朝と夜だけというカップルも少なくありません。自営業であればずっと2人一緒に仕事をすることが可能です。
実家が自営業だった
実家が自営業で育った女性も、幼い頃から自営業に慣れ親しんできた経験から、自営業の妻として相性がよいでしょう。
そんな女性であれば、自営業の良いところも悪いところも熟知しているはずです。
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ここまで、「自営業の男性がなぜ婚活で不利なのか」や「自営業でも婚活で会社員に勝つ方法」、そして、「自営業が結婚するために今やるべきこと」についてみてきました。
自営業の婚活で重要なのは、相手の将来への不安を上手に取り除いてあげることです。
しかし、「そうはいっても自分でどうしたらよいかわからない」という人も少なくないでしょう。
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